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国土交通省道路局、警察庁交通局より平成24年11発刊「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」では、自転車の安全性向上を図るため側溝などについて、エプロン幅が狭く自転車通行空間を広く確保できるものや平坦性の高いものへの置き換えや滑り止め加工をはじめ、側溝との舗装すりつけ等の段差等にも留意することを求めている。
「おりんさん」は、当協会の主力商品「スーパー側溝」の新バリエーションとして開発した自転車通行帯用側溝です。
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主な特長 |
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- 競技用自転車:ロードバイクのタイヤ幅を考慮しスリット幅を17mmとしている為、タイヤが溝にはまり込む事が無く、安全に走行できる構造である。
- エプロン勾配も従来の6%ではなく、2%の舗装仕上げなので自転車が安全に走行できる。
- 舗装との段差(すり付け部分)に自転車が乗らない。
- 断面サイズが変わっても天端部の幅が同じで幅が狭いので道路幅員の有効利用が可能である。
- 排水性舗装に対応しており、製品天端に4ヶ所の排水孔を設けてあるため、路面排水の処理速度が早く、連続したスリット溝があるので自転車走行部分に水たまりができない。
- 一般流通の境界ブロックが使用可能である。
- 交差点部の施工も、暗渠型を併用する事で連続した水路として使用出来る。
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開発経緯 |
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円型水路協会は、自転車通行帯用側溝を開発するに当たり自転車の走行時の安全と最近の自転車の動向に注視することと致しました。路面雨水集水部を自転車が走行する確率が低い縁石際から90mmとし、その90mm幅に雨水集水溝を設けることと致しました。そこで問題となったのが集水溝幅をどれ位にするかでありました。市販されている自転車は、大きくは一般用と競技用に分類することができ、一般用は、通学通勤に使用する通称ママチャリと呼ばれる自転車、競技用は、通称ロードバイクと呼ばれる自転車であります。
最近は一般公道にてこのロードバイクが走行するのを見る機会が多くなり年々増加傾向にあります。
ロードバイクの大きな特長は、競技用に使用することから軽量であり、タイヤもより細いタイヤを使用しています。
円型水路協会は、自転車通行帯用側溝をこのロードバイクのタイヤ幅に注視ししながら集水溝幅を決定することと致しました。
販売されているロードバイクのタイヤ規格23C、25C(タイヤ幅20mm〜25mm程度)が主流であり、そのタイヤ幅と製品製造上最大限狭くできる幅から側溝上面の集水溝幅を17mmとし、円型水路協会は、自転車通行帯側溝の名称を「おりんさん:自転車通行帯用側溝ロードバイク対応型」としました。
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計測状況 |
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施工現場状況 |
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